保有機材
ガンマ線測定器 シンチレーションカウンター | 1台 |
車載用ガンマ線分析装置 (4輪駆動特殊車) | 1台 |
環境放射線分析装置 (4輪駆動特殊車) | 1台 |
携帯型ガンマ線分析装置 (マンボーン) | 4台 |
携帯自記式記録計 | 1台 |
保有資格
放射線取扱主任者 | 第1種放射線取扱主任者 | 1名 |
第3種放射線取扱主任者 | 2名 | |
施工管理技士 | 電気工事施工管理技士 | 1名 |
土木工事施工管理技士 | 1名 | |
配管工事施工管理技士 | 1名 | |
さく井技能士 | 2名 |
測定装置
Nal(Tl)検出器はヨウ化ナトリウム Nal に活性化剤としてタリウムTlを微量(0.1%)程度添加した単結晶 (密度3.67g/cm3) は、γ線検出器として使われる代表的なシンチレ―ターであり、形状は円筒型が最も一般的です。 サイズは直径と高さで規格化され、1,2,3,5インチがあり、テレビ等で放映されている環境放射線を測定しているハンディ型装置は主に1インチの結晶を使っています。
放射能探査で使われるセンサーは主に5インチの結晶を採用して、検出精度を上げています。
測定原理は放射線の励起作用の結果生じる発光 ( シンチレーション ) を光電子倍増管 ( 又はフォトダイオード ) で電子に変換して電子の個数を増幅し、出力された電荷パルスを電圧パルスに変換してカウント又は波高分析します。パルスの波高は放射線が失ったエネルギーにほぼ比例するので、パルス波高の分析により放射線のエネルギー・スペクトルが得られます。
屋外測定用として迅速な慨査には、検出器を12本搭載した車両を時速 4km/hで、一定速度で走らせて測定する ( カーボーン ) と 測定器をヘリコプターに積み、時速100km/hで高度100mを連続して測定する ( エアーボーン ) 及び検出器を1本にして人間が手持で測定する ( マンボーン ) の3種類があり、測定する対象に合わせて、機材を選択します。
特 長
エアーボーンは地表面から拡散された上空100mでの測定になり、断層調査では徴候点の検出が曖昧です。
カーボーンは広範囲にわたるエリアの調査に向いています。しかし車道以外では走行できないので、主に道路上での測定になります。
マンボーンは測定員が装置を手持するので、狭い場所、野原、山林等の測定ができます。カーボーン調査を実施した後の精査にも使われます。
放射能探査での測定結果について、活用できる内容
- 断層破砕帯の検出
- 地下水脈の検出
- 温泉脈の検出
- 地質ボーリング調査地点の事前把握が出来る
- 大型建築物の立地判定
- 地下トンネル位置の判定
- 地下水の枯渇検討
- 山の尾根筋に近い場所での水源確保
- 基礎・ブロック塀の亀裂検討
- 既存井戸の灌養及び保護
- 環元井戸の立地場所の特定
- 地下水保護条例の基礎資料作成
- 温泉許認可の基礎資料作成
- 溜め池の漏水調査
- 環境放射能測定
- 放射能ホットスポット探索
- 放射能汚染 及び 除染対策
- 地震予知研究
- 地滑り地区の把握
- 温泉脈の変動調査